実録 生き残れるのは一握りと言われる「声優」の収入と生活の現実
4/27(金) 8:10配信 ファイナンシャルフィールド
https://financial-field.com/living/2018/04/26/entry-16205
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180427-00010001-ffield-bus_all
アニメのキャラクターに声をあてたり、海外ドラマや外国映画の吹き替えを主な仕事とする「声優」。
最近では声優本人のアイドル化が進んでおり、容姿やキャラクター、歌唱力、トークスキルなど、求められる水準も高い印象です。
今回は、10代から声優を志し、約20年間声優の世界で生きてきた、K子さんにお話を伺いました。
(中略)
■声優の報酬はランク制。当時、新人で地上波1万5千円、BS・CSは数千円
基本的に声優事務所からの固定給はなく、歩合制が主です。アテレコ・吹き替えの報酬はランク制で、新人は地上波~円、BS・CSは~円、ベテランは地上波~円、BS・CSは~円、というように決められているようです。
報酬は、一言だけでも、セリフが多くても変わりません。
当然、ベテランは新人より報酬が高いため、力がないと仕事の依頼をもらえないといいます。新人ランク期間を過ぎてランクつきになってから、一気に仕事量が減る人も少なくありません。
新人の時にどれだけ売り込んでディレクターに覚えもらうかが鍵となるため、事務所選びはもっとも重要です。
K子さんが事務所にいた当時は、吹替は、新人で地上波1万5千円、BS・CSは数千円でした。そのうえで、報酬の30%はプロダクションが持っていくようです。
レギュラーがないと仕事は数カ月に1回の単発というようなこともよくありました。K子さんの場合、声優の稼ぎは1年で5万円いかないくらいでしたので、生活のためのアルバイトは欠かせませんでした。
■夢をあきらめ30歳手前で会社員になるも、退屈な日々…2年後、再び声優の世界へ
事務所あずかりも、1年ごとにふるいにかけられます。K子さんは24歳から5年間、毎年生き残り、新人として事務所あずかりを続けました。
30歳手前になった頃、声優では稼げないし、このままの人生でいいのだろうか?と思い、声優の夢をあきらめ会社員になりました。安定はしたものの、週5日オフィスで働くのはK子さんにとっては退屈に感じたそうです。
そして2年後、再び声優の世界に戻ることを決意しました。今度は事務所の養成所ではなく、制作製作会社が運営している養成所に入りました。
その養成所は、卒業すると100もの事務所が見に来るオーディションに出る権利をもらえたからだそうです。授業は週に2日、夕方のみで、費用は年間約60万円だったそうです。
K子さんは入所後に小さな事務所に声をかけてもらい、声優業だけではなく俳優業も再開しました。前の事務所は大手で厳しく、人として扱われていないと感じたことも多かったといいます。
逆に小さな事務所は大切にしてくれるものの、大手と比べて仕事が少ないという部分は否めなかったようです。どちらにしろ、メリット、デメリットはあるようです。
声優の稼ぎは年10万円程度、別に仕事をしながら、海外ドラマやナレーション、アニメの吹き替え、舞台や映画出演などで7年間役者として活動しました。
7年間、再度役者の活動をやり切ったところで、未練が無くなり、役者の世界を引退しました。
歌は人生を3分にまとめたもの、とある有名人が言っていましたが、その通りで現在は、派遣社員として働きながら、趣味と実益を兼ねて、
ライブハウスで500円支払うと1曲歌える「オープンマイク」などに参加し表現することを続けて歌での収入先も探しているそうです。
■声優の世界と自身について、K子さんに一問一答
Q.長年声優を目指したことについて、後悔はありますか?
A.後悔はありません。声優に限りませんが、何かを演じる仕事は、人の心理を深く考える必要があります。
例えば、登場人物が何かに対して怒っていれば、「どうして怒ったのか」ということを追及します。声優の仕事でそのような作業を積み重ねたことで、人間関係を読み解く力や、人を見る目が養われたと思っています。
実生活でも、仕事において嫌な言い方をされた時に、ただムッとするのではなく「この人は忙しかったのかな?」などと、相手の心理を考えることでトラブルを避けたり、精神的にフラットな状態を保つことができます。
声優の活動を続けたことで身に付いたこの力は、実生活や他の仕事をするうえでも役に立っています。
Q.K子さんからみて、声優で成功している人の共通点はありますか?
A.技術的にうまいだけでなく、営業力のある人が多いと思います。人柄がいい、飲み会に呼ばれるタイプ、役者としても人としても「華」があるなどですかね。
Q.声優を目指されている方に一言
A.なかなか食べられない世界ですが、声優を目指したことで得られる経験は無駄になりません。
人間として生きていく力、人と人とのコミュニケーション能力などが身に付きます。自己啓発に取り組みたい方にもおすすめです。
苦労談も明るく楽しそうに話すK子さん
声優の養成所の中でも数少ない「事務所あずかり」に選ばれ続けたK子さん。大手事務所に所属していた経験もあり、声優としての才能は十分にあるのではないかと思います。
そんなK子さんでも、声優の仕事1本で生活するのは難しい…それほど、声優の世界が厳しいということを感じました。
彼女が「後悔はない」と言い切るのは、長い間努力を続け、全力でやり切ったからこそなのだと思います。
インタビューでも、苦労談を含めてとても明るく、楽しそうに話されるK子さんは、とても輝いていました。
>30手前で会社員
ここでふんばるか永久就職できていれば勝ち組だった
そんなんならあり得るのじゃ
その分競争も激しいから
トップはそれなりにうまくいってても
みんながみんなそういうわけにはいかなそう
>>13
人気もしくは実力のある人間が総取り出来る世界ではあるからね
声の仕事が拡大していても、プロの声優も増えているから
なかなか上手く行かないんだろうな
そもそも、最初から声優専業で業界に飛び込む事自体に無理がありそう
未だに舞台役者の兼業・副業だったりするのだから
専業である事の優位性がどんな所にあるのか
逆に売れてる声優の年収が低いと思ってるやつもいるよな
お前らが名前知ってる時点で上位の一握りの儲けてる声優だってのに
ほんとそれ
その後出たアニメが大ヒットして
そのアニメ関連の仕事が少しでもずっと続くとかたまにあるけど
いつまでそれが来るのを待つのかってのも難しそう
昔はアニメ四十話近くあったしな。
NHKは予算あるからか
教育テレビのアニメや人形劇に凄い名前が並ぶね
ああいうのこそ豪華声優陣と呼ぶに相応しい
後輩からすれば喉から手が出るほど欲しい椅子だろうけど
NHKの側には妥協する必要が無いので先輩から選び放題
最近は有象無象の若手でも
ソシャゲバブルなりで羽振り良い奴もいるんじゃないか?
でも一時の経済的成功を自分の声優としての実力と勘違いすると
やがて消えてしまう事もありそう
お局様声優が俗に言う「女の旬」は短いって奴だろうか
結果セクターヨガへ
>飲み会に呼ばれるタイプ
はい、おまえら全員ムリ
もちろんオレもムリ
年食ったら終わり
男も女も容姿より演技の実力のある余計な発言しない人が出てくるようになってほしい
作品やキャラに興味あるだけでお前らのことは知らんわって言いたくなることがふえた
いつまでも容姿以外に取り柄が無いからそうなる
萌えアニメで10代のキャラばかりやってたら10年後仕事が無くなる
若手女声優みたいなもんだろ、進化しなきゃダメなんだよ
ああいうのって事務所パワーなのか本人の営業力がすごいのかは気になる
もしかして枕…?
>>43
事務所が「とにかくこの人を売るんだ」と決める要素を知りたいな
少なくとも「自分が金を払って」養成所に通うのではなく
「タダで良いからうちの養成所に入って!」と言われたレベルなんだろうけど
某音響監督が某養成所に臨時で講師に行ったとき
ある研修生を見てこの娘は絶対売れるから推しておきな
って社長にアドバイスしたらしい
それが茅野愛衣
バイト先で知り合った声優志願の子(赤崎)の話聞いて自分も受けてみるかなって流れで養成所へ
ってどこかで読んだような
アホらしくてゲーム仕事ばかりしている声優もいる
そのかわり声優として名は売れんけど
一般人からのイメージだけど、流行りでやろうと職にするやつは途中で辞める
ガチで声優が好きか声優に特化してると感じてるかそれぐらい追い詰められてたら裏名義でもやる
ただめちゃ上手くても心を病んだり身体痛めたらリタイア
ひと昔の音楽業界みたいな感じかなー
新人で8万ならともかく数十年やってるトップクラスの人がそのギャラってのが絶望的なんだよな
しかも降ろされてるし・・・
大体半日掛かるアフレコのギャラが8万だから
時間単位としてはそんなに割が悪いわけじゃないけどな
収入が高い声優は毎日のように何かしらの仕事がある
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