◆2017年12月31日
21:00~23:25
映画の時間「君の名は」
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<作品解説>眞知子と春樹、その純真な愛と波乱の人生。すれ違いの悲恋を綴った大庭監督の本格派メロドラマ。
昭和27年よりNHKで放送された、菊田一夫原作の連続ラジオドラマの映画化。
昭和20年5月24日、東京大空襲の夜に数寄屋橋の上で互いの命を助け合った若い男と女。
ふたりは名も明かさず、「もしも生き延びていたのなら、半年後の11月24日のより、この橋の上で再会を・・・・・」と、約束を交わし別れる。時がたち約束の夜、男は待ち合わせ場所へ。しかし、女は無理な縁談を強いられ、遠く佐渡島にいたのだった。幾多の障害にあいながらも、互いに想いを絶ちきれず、それから1年後の11月24日、ふたりは再会し名乗り合うことに。男は春樹、そして女は眞知子。だが眞知子は、明日は人の妻になる身であった。
真実を打ち明けられた春樹は・・・・・・。
薄幸のヒロイン・眞知子と、彼女を愛し続ける春樹の美しく哀しい愛の物語を、大庭監督が3篇にわたって描いた本格的メロドラマ。
空襲で両親を失った薄幸のヒロイン眞知子と、彼女を熱愛する純情一途の青年後宮春樹をめぐって、東京、鳥羽、佐渡島、北海道を背景に、戦後風俗が生んだ多彩な人物を絡ませ、愛情の尊さとその美しさを描く一大ロマンである。
メガホンは「帰郷」の大庭秀雄監督、製作は「雲間草」の山口松三郎、原作は菊田一夫、脚色は「その妹」の柳井隆雄で、撮影を「美貌と罪」の斎藤毅、音楽は古関裕而が担当するが、ラジオと同様にハモンドオルガンを使用するため録音にはNHKスタジオを借りるという画期的方法が採られている。
出演者は、松竹の特徴を十二分に発揮するため、社外の俳優は一切使わず、月丘夢路、淡島千景、佐田啓二、岸惠子、川喜多雄一、小林トシ子、淡路恵子、等というオール松竹スターを網羅した豪華キャストで、往年のヒット作「藍染かつら」をも凌ぐ戦後最大に本格的メロドラマである。
主題歌はコロムビアの吹込みで、「君の名は」を織井茂子、「君、いとしき人よ」は伊藤久男が唄っており、映画と共に、万雷の反響が期待されている。
そっちかいって
わざわざ年末にこれやる理由ないもん
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