【画像】女子高生に感謝状！子供を追いかけて声をかける

鯖江市内の歩道で、迷子になっていた5歳の男児を保護したとして、福井県警鯖江署が、17歳の桑山智帆さんに感謝状を贈った。
桑山さんは、転んで怪我をしていた男児の額に手当てを施し、交番に送り届け、「お母さんと会えて良かった」と振り返った。

2023年12月4日午後6時半ごろ、桑山さんは、訪れていた鯖江中から帰宅中、鯖江市熊田町の歩道で、「えっショックママー」と言いながら走る男の子を発見。
心配になり、追いかけて声をかけた。男児が負傷していた為、額に絆創膏を貼り、おんぶしたり、手をつないで走ったりして約1.5キロ先のJR鯖江駅西側の駅前交番まで送った。男児が興味を持っていた電車の話もしたという。

署によると、男児は4日午後6時ごろ、発見現場から約500メートル離れた保育園で母親が迎えに来た際に行方が分からなくなった。
桑山さんは、捜索のため警官が不在だった駅前交番から警察に連絡。午後7時半ごろ、男児は母親と再会した。
越前町の丹生高校で、中堀晴史署長が桑山さんに感謝状を贈り、「勇気と思いやりを持った対応に敬意を表したい。男児の家族も喜んでいる」と述べた。高校2年生の桑山さんは、「暗くて車も多かったので危ないと思った。命に関わるようなことがなくて良かった」と笑顔で話した。

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