フロントウイングは、PC用全年齢向けADV『グリザイア:ファントムトリガー』の第1巻、第2巻を2017年春に、第3巻を同年夏に発売する(以降シリーズ続巻を順次リリース)。価格はパッケージ版が2,000円、Steamなどダウンロード版は9.99$。
※パッケージ版はオンライン環境必須。
※第1巻・2巻同梱版は4,000円ほどの価格を予定。
2011年から2013年にかけて、フロントウイング10周年記念作品として発売された『グリザイアの果実』、『グリザイアの迷宮』、『グリザイアの楽園』のシリーズ三部作。
その『グリザイア』シリーズのスタッフ陣が送る、『グリザイア』の世界観を引き継いだ新企画が『-GRISIA Phantom Trigger-』だ。
ストーリー担当は藤崎竜太さん、グラフィック担当は原画の渡辺明夫さんとなっている。
また、ライトノベルと同等の発行ペースで作品を展開していくことも現状決定しており、1話ごとに魅力的なストーリーとキャラクターの活躍が楽しめる。
『-GRISIA Phantom Trigger-』紹介
好きで始めた仕事じゃないけれど、やるからには誰かの役に立ってみたい。もし私たちが死んでも誰も泣かない。仲間はきっと、みんな笑って送り出す。明日が来る保証なんて、どこにもないのだから。
ニンジャと呼ばれた少女は、目の前の光景に嘆息を漏らす。標的として追いかけていた男の後頭部にはピンポン玉大の大穴が開き、叩きつけられたトマトのように潰れていた。
「……どんな弾を使ったの? 逃走者の頭、グチャグチャだよ……」
「距離が距離でしょ!? 弾が横向いたのよ! 私のせいじゃないわ!」
「レナさん、聞こえますか? そっちで1人、生け捕りにできないでしょうか?」
薄暗い雑居ビルの一室。
窓から差し込むクリスマスのネオンで浮かぶ、学生服姿の少女。少女は大の男の上に跨り、マウントスタイルで襟首をつかみ、振り上げた拳を男の顔面に叩き込んでいた。
無感情に何度も何度も、少女の顔は、返り血と窓から差し込むネオンの光で不気味な色をしていた。
「……レナさん? 聞こえてますか? 聞こえていたら返事をしてください」
「え? なに? よく聞こえなかった。 もう一度お願いします」
「すみません、こちらで確保する予定だった逃走者の確保に失敗しました。誰でもいいですから1人、そちらで生け捕りにできませんか?」
「あー……ごめんなさい……いま、最後の1人を殺しちゃって……」
そうインカムに声を吹き込んだ時、大和の背後で物音がした。大和の背後、這いずって逃げようとする敵の気配を感じた瞬間、反射的に腰の銃を抜いていた。
約0.4秒。
脳が判断するよりも早く銃を抜き、セイフティーダウン。
フロントサイト越しに標的を捉え、反射的にトリガーに指を乗せた瞬間に「あ、殺しちゃダメだ」と気づくも極限まで軽く設定された引き金は、触れた瞬間にハンマーが落ちてしまった。
「……今の音なに!? 何を撃ったの!?」
「ごめんなさい……1人生きてたっぽいんだけど……反射的に撃っちゃった」
「誰が狂犬じゃないって?」
「ごめんなさい……つい……」
「バカぁーーーー!!」
http://dengekionline.com/elem/000/001/399/1399015/
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拳銃使い。銃を使おうとしないハルトの代理で銃を撃つために雇われ美浜に在籍している。
陽気で誰にでもなつく人懐っこい性格で、身長がやや高く均整のとれた身体を持ち、長い四肢は滑らかで力強く、活動的で頑健。
また、責任感や警戒心も強く、つねに周囲に注意して目を配り、雇用主であるハルトに対してとても従順で忠誠を尽くすタイプ。身体能力が高い反面、座学などの成績が伸び悩むこともあり、厳しく叱るといじけてしまうが、基本的に学習意欲は旺盛なので、褒めれば褒めるほど伸びるタイプ。
使用する武器は1911系のハンドガンを好んで使用し、毎日200発ほどの訓練射撃を行っている。執着癖があり、一度気に入った銃は頭ではなく身体でその感触を覚えるので、それ以外の銃をあまり使いたがらない。
法執行機関においてはすでに“優位性なし”と判断されている45口径弾を、わざわざガンスミスによる手作業で弾頭の軽量化など行ってまで使用し続けることが偏執的であると言える。
大型自動二輪の運転免許を所有し、夜中にバイクでこっそりと寮を抜け出し、ラーメンを食べに行く健啖女子。
狙撃手。アメリカ人の父とドイツ人の母を持つハーフ。
元軍人の父親やその同僚たちに幼い頃から護身術やライフルを仕込まれて育ち、地元の射撃大会でライフル競技部門の最年少優勝記録を持つ。
母親の死後、父親とともに2年間PMC(民間軍事会社)に所属していた経験がある。性格は、極めて好戦的であり、衝動的に暴力行動をとることもあり、いわゆる[Tsun-Dere]であるといえる。
好奇心旺盛ではあるものの、面倒や無駄を嫌う合理主義的な側面もあり、幼くも愛らしい見た目によらず気が強く、警戒心も強い。
幼少時に一人で留守番をしていた時、家にやってきた訪問販売員をショットガンで射殺しそうになった過去があり、それ以降、極度の人見知りとして勇名を馳せている。
初対面の人間はとりあえず嫌ってみるような性格だが、協調性に乏しい訳ではなく“仲間”と認識した相手に対しては強い依存性を見せる。
基本的に“友だち”や“仲間”を作るのは苦手で、身体が小さいことにコンプレックスがあり、それを払拭せんがために大人びた対応をすることも多い。
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クリス(鯨瀬・クリスティナ・桜子/くじらせ・さくらこ)【声優:名塚佳織】
爆弾とコンピュータのスペシャリスト。上海出身のイギリス人。
座学の成績は美浜学園148名中8位と上位に位置し、クラスでは勉強を教える係になっている。
極めて柔和で人辺りもよく礼儀正しいが、実は怒らせると一番怖いとの噂がある。ハルト同様あまり銃を好まず、携行することを拒否することもある。
支給されているセルフディフェンスガンは、製造工場の工作ミスで返納される予定だった物を使用しているほど無頓着。
美しい金髪の持ち主で、以前は長く伸ばしていたが、小学生の頃、学校のトイレで自作の爆弾を製造中に誤って暴発させてしまい、髪を燃やしてしまって以来、短髪を続けている。
面倒見がよく家事全般が得意であり、学生寮では学生たちの食事の用意や部屋の掃除に洗濯など、寮母のようなこともしている。
視力が弱く、就寝時以外はコンタクトレンズを装用しており、眼鏡を着用している姿は起床後に洗面するまでのごくわずかな時間に限られる。
自称ロシアン忍者。自らをニンジャと称してはいるが、その素性の多くは謎に包まれている。
当人の弁によれば、忍者の地方(ローカル)資格では赤バッジ(スペシャリスト)を所持し、国際(ユニバーサル)資格では金バッジ(ニンジャ・マスター)の資格を取得しているとのこと。
変装を得意とし、潜入工作などの仕事を担当することが多く、22口径の亜音速弾を使用する銃で暗殺なども行う。
小口径の自動拳銃やクナイなど、比較的小型のコンシールドキャリーに優れた武器を携行し、ライフルや刀などの大型の武器は好まない。
つかみどころのない性格をしており、他人にあまり本心を見せず、妖しげな言動で周囲の人間を混乱させることを楽しんでいる節も見受けられる。
唯一の忍者っぽい部分として、夏でも首元にマフラーを巻いている。一見して女子学生が好みそうなデザインだが、人工タンパクとアラミドの混合繊維で編まれており防弾・耐火性能がある。
ハルトとは幼いころから親交があり、兄のように慕いつつも、それ以上の感情も抱いている様子。
格闘戦においては、技のハルト、力のレナ、素早さのムラサキとして3番目にランクされる。
ハルト(主人公:蒼井春人)
美浜学園の戦術教導員であり、伝習員(ハンドラー)として学生たちの指導をする元CIRS職員。若く見えるが現場における実戦経験は多く、現役CIRS職員にも知人が多い。
性格は温厚で爺むさいと評されているが、実際の所は美浜の“苛める大魔王”であり、おもに女性からはガキっぽいと評されることもある。
自分の過去をあまり語りたがらず、また、当人の記憶自体もあいまいなことも多く、履歴においても空白な部分が多い。
銃が苦手で、うまく的に当てることができない。あまりにも当たらないので、一部からはわざと外しているのでは? との噂が立つほど。
食事にあまり執着せず、放っておくとサラダしか食べない。
実戦の現場にあっては作戦指揮を取ることが多く、進んで前線に立つようなことは滅多にない。
使用する武器は“刀”だが作成工程が日本刀のそれとは異なるため、日本刀とは呼べる物ではない。
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サブキャラクター紹介
●担任・有坂秋桜里(ありさか・しおり)【声優:井澤美香子】
詳しいことは何も知らされずに、とんでもない学園に着任してしまった不遇の新任教師。
性格は至って真面目。真面目過ぎて使い物にならないぐらいに真面目。“控えめ”といえば言葉を選んだ感があり、率直に言ってしまえば単に臆病なだけである。
仕事の面においてもあまり要領がよいほうではなく、例えるなら“石橋を叩いて粉砕してしまい、ウープスと嘆いているところを上司に発見されてメッチャ怒られる”タイプである。
本人曰く、幼いころから運が悪く、何かにつけ貧乏くじを引きやすい体質とのこと。改めてこう記載すれば相当に運が悪いようにも見えるが、実際の所は微妙に運が悪い程度である。
例を挙げるとするならば、元旦に神社でおみくじを引いた時に“犬吉(恐らくは印刷時にゴミが付着していたと思われる)”を引いたことがあり、同行していた友人に大笑いされた挙句、
「ラッキーアイテムは犬って意味じゃね?」と言われ、近くに居た犬の頭を撫でようとしたら思いっきり咬まれた‥という程度には運が悪いという認識で問題ない。
よく言えば常識的、悪く言えば一般的であり、“庶民”という言葉がよく似合う存在であり、異常者だらけの美浜において一服の清涼剤として機能している。
前面にデカデカと“村人A”と書かれたTシャツを着ていても、誰もが「あ、うん……」としか感想を抱かないような彼女だが、彼女もまた、美浜に来るべくして来た人材であることは間違いない。
●学園長・千石一縷(せんごく・いちる)
私立美浜学園の学園長。元CIRS職員で、以前は総合研究班の主任を務め、医療や心理学に従事し、医療班主席班長と心理作戦司令部の司令官を兼任していた。
それ故にCIRS上層部に知人も多く顔が利き、また職務上多くのCIRS職員の“弱み”を握っているとの噂があり、CIRSの組織改正時には真っ先に天下りが決まった人物。
CIRS改正時、米国諜報機関と日本との間で諜報力と打撃力に格差があるというレポートから、民間委託型工作諜報員育成機関
(Social Ops, Reseach & Development.)通称SORDを立案し、民間への天下りを期に自らが育成機関の代表を務めることになった。
●教頭・野上(のがみ)
CIRSの高度特別医療班時代から学園長の助手を務め、学園長が退官後も美浜学園について来てしまった人。学園長がボケると教頭が突っ込む。
ものすごく頭はいいが、人間的な欠陥が多く一般的な日常生活に支障がある。具体的にいうと、部屋が汚い。主人公にとっては姉のような存在。母親には言えないような相談はまず姉に相談する。
実際2人きりの時は「姉さん」と呼ぶ。好きな食べ物は“カステラ”で、よくそれを「もっぢ……もっぢ……」と食べる。
●山本イヅミ
美浜学園2年機械工作1組(2M1)に所属するガンスミス。金属及び樹脂加工を得意としている。美浜に在籍している工作員が使用する銃と弾薬はほぼ面倒見ている。
銃を整備に出すと、その損耗具合で銃の使われ方から射手の体調まで理解する。また、彼女の手がけた銃は、メンテナンスのたびにQRコードシールが更新される。
師匠と同じでタバコを吸うし、ヘッドホンでプロディジーやポール・オーケンフォールドやブンサテなんかのガチャガチャした曲を大音量で聞きながらエアギターに夢中になり、文字通りトランス状態になっていることがある。
■スタッフ(※敬略称)
・原画/キャラクターデザイン:渡辺明夫
・SD原画:ななかまい
・シナリオ:藤崎竜太
・OPテーマ:『世界の果て』(歌唱:河野万理奈、作編曲:藤間仁、作詞:桑島由一)
・BGM制作:Elements Garden、松本文紀
All Rights Reserved, Copyright (C)2016 Frontwing Co., Ltd.
『グリザイア:ファントムトリガー』公式サイトはこちら
http://grisaia-pt.com/
(終わり)
「姉さん、仕事している?」
そりゃ売るためにエ○が邪魔になるからさ
相対的に高評価になっただけ
あのクオリティだったらエ○ゲでいい
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引用元:http://potato.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1477648088/